2019年1月25日金曜日

もう一つの医療ビッグデータ ─闘病記を医療に活かす─

今回は「もう一つの医療ビッグデータ ─闘病記を医療に活かす─」[1]を読んだ。

論文概要
医療においてビッグデータの利活用が注目されている。しかし現在注目されているビッグデータはあくまで医療者が記録した物である。この論文では患者の記録した物(闘病記)をビッグデータとして活用するため、研究アプローチ、教育アプローチ、QOLアプローチのの観点からそれぞれ、ビッグデータとして活用する為、どのような課題があるかを記している。


所感
今までのビッグデータとは違った目線から見ることのできる闘病記というものは今後、医療を発展させていく為重要な物になると感じた。だが、医療者が書いたものでないという点で、医学用語として正しくないものや、正確性を意図したものでないため見る人によって解釈が変わってしまうという問題もあるため、素直に活用させていくのは難しいのではないのか、とも感じた。もしこういった問題を解決することができれば非常に重要なデータになると思う。


[1]荒牧 栄治,島本 裕美子,久保 圭,仲村 哲明,四方 朱子,宮部 真衣:もう一つの医療ビッグデータ ─闘病記を医療に活かす─,599-603 (2014-11-01)

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