IFTTT

IFTTTとは

IFTTTとはGoogle AssistantやLINEなど各種サービスを連携させるための仕組みである。これを使えば、たとえばAIスピーカーに「夜のお薬飲んだよ」と話しかければそれを契機(trigger)にGoogleカレンダーに服薬記録を書き込むといった処理が可能になる。

ここでは、Google AssistantとWebhooksを連携して上記の処理を実現する手順について説明する。なお、WebhooksとはIFTTTから任意のWebサービスを呼び出す(WebAPIを叩く)仕組みである。何故、Webhooksを使うかというと、本システムでは整合性を保つため、Googleカレンダーに対するすべてのアクセス(読み・書き・更新)はGoogle Apps Script(GAS)で作成したWebサービスを通して行っているからである。

IFTTTでActivityを作成する


Sign up


まず、IFTTTのWebサイトにアクセスして[Sign up]をクリックする。

図1.IFTTTのメイン画面

Sign up画面で[Continue with Google]をクリックする。

図2.Sign up画面

[Google にログイン]画面が表示されるので連携したいGoogleアカウントを選択(入力)する。なお、「連携したいアカウント」とは、AIスピーカーの設定に使ったGoogleアカウントのことである。このアカウントでログインしたGoogleのサービスであればデバイスが異なっていても(AIスピーカーでもスマホでも)IFTTTで設定した連携が可能になる。

Activityの作成


Sign upしたらアバター(画面右上の人)をクリックしてメニューを出し、その中から[create]を選ぶ。

図3.トップ画面

すると、次のような画面が表示される。

図4.Create画面

IFTTTとは、この画面に表示されているように「IF This Then That」(もし、これ[This]が起きればあれ[That]を実行する)という、きっかけ(trigger)と行為(Action)を関連づける仕組みである。そして、ThisやThatが各種インターネットサービスにあたる。

This (trigger) の設定 


まず、契機となるイベントを定義する。ここでは、[This]は「AIスピーカーに話しかける」である。これはGoogle Assitantというサービスを利用する。Google HomeはGoogle Assistantを実行するデバイスのようなので、Google Homeに話しかけるとGoogle Assistanntoアプリが応答する。

そこで、図4の [If] と [This] の間にある [+] をクリックする。すると、図5に示すような、契機(trigger)となるサービスを選択する画面が表示される。

図5.契機となるサービスの選択画面

この中からGoogle Assistantを選択する(検索キーワードにGoogleと入力すれば出てくる)。

図6.検索キーワードにGoogleと入力

図6に示す検索結果から[Google Assistant]を選択すると図7に示すTrigger選択画面が表示される。

図7.Trigger選択画面

この画面にはいくつかのテンプレートが表示されているが、ここでは[Say a simple phrase]を選択する。


図8.会話の設定

図8に示す画面が出てきたら
  • [What do you want to say?]→「夜のお薬飲んだよ」
  • [What's another way to say it?]→「夜のお薬飲んだ」
  • [What another way?]→「夜の薬飲んだ」
  • [What do you want the Assistant to say in response?]→「かしこまりました。お薬カレンダーに記録しておきますね。」
  • [Language]→「Japanese」
と入力して[Create trigger]をクリックする。

That(Action)の設定


図8で[Create trigger]をクリックすると図9に示す画面が表示される。

図9.Action部分のCreate画面

ここで、[Then] と [That] の間にある[+]をクリックするとActionとなるサービスを選択する画面(図6と同じ画面)が表示されるので、今度は[Webhooks]を選択する(検索して選択)。

図10.Webhooksを検索した結果

この画面でWebhooksをクリックすると図11に示す画面が表示されるので[Make a web request]をクリックする。

図11.Action選択画面

すると、図12に示すWebhooks設定画面が表示される。

図12.Webhooks設定画面

 この画面で
  • 「URL」→GASで作成したGoogleカレンダー更新のWebAPI
  • 「Methos」→「POST」
  • 「Content Type」→「application/json」
  • 「Body」→「{"timing": "夜"}」
と入力して[Create action]をクリックする。

以上で設定は完了である。

テスト


AIスピーカーに向かって「夜のお薬飲んだよ」と話しかけると「かしこまりました。お薬カレンダーに記録しておきますね」と返事があれば設定は成功である。
確認するにあたってスマホにインストールしたGoogle Assistantを使ってもよい。

0 件のコメント:

コメントを投稿