今回は「BLE センサとスマートフォンを利用した 認知症高齢者見守りサービスの研究」1)を読んだ。
論文概論
少子高齢化が進み認知症高齢者の人口も増えている中でどうすれば認知症高齢者の方々が安心・安全に暮らすことが出来るのかという課題について考えたレポート。
研究ではbluetooth Low Energyを通信手段として使い実験を行っている。
方法は認知症の方にセンサを持たせ、センサと対応するアプリをインストールしてあるスマートフォンが半径10m以内ですれ違ったときセンサからアプリに位置情報が送られ、それをさらにクラウド経由で家族のもとへアプリを通じて情報が送られるという流れだ。
課題はどのようにしてアプリ利用者を収集するかだ。
所感
スマートフォンの普及により位置情報の特定は容易になったが、電力、サイズとの関係で直接親機との長時間の通信は現段階では厳しいが、第三者を通じて通信することで低電力かつ長時間通信することできることが分かった。
しかしアプリ利用者を増やすことが一番の課題であるためどうすれば世に広められたくさんの人に使ってもらえるのか考えていく必要がある。
参考文献
1. 永井 明彦、持田 昇一:BLE センサとスマートフォンを利用した 認知症高齢者見守りサービスの研究.2015年35巻1号p.55-58
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