今日は中間報告会でした。
思いのほか先生からの好印象で、良いものができたら売りに出せるとのおほめの言葉をいただきました。
ですが、問題点やこれからしていかなければならないことも発見しました。(以下)
- 処方箋へのQRコードは標準化されているのか
- 飲み忘れ時のLINEへのアラート機能はどうなっているのか
- レセ電を標準化している病院ではたぶんできるのではないか
QRコードの読み込みができるようになればものすごく良いものができるのではないかという結論に至りました。
これから調べること
- お薬手帳にQRコードを印字している調剤薬局はどのくらいあるのか
- 電子版お薬手帳の普及率の調査
今回の中間報告会で印象が良くトピック賞を狙えるのではないかと思ったので残りの時間でより実用化できそうなものにしていきたいと思いました。
【補足】
「
電子版お薬手帳の適切な推進に向けた調査検討事業報告書」によると、電子版お薬手帳サービスの開発・運営事業者30事業者に対して行ったアンケート(25事業者から回答があった)の結果
- サービスの約7割がJAHISフォーマットに準拠している
- 「レセコン出力の調剤情報QRコードを利用者のスマホで読み取る」サービスを導入している薬局が19件中15件と多数を占めた
ということがわかった。
また、調剤情報や気付いた内容を利用者自らが記入したり医療機関が利用者に聞いて記入する仕組みがないシステムがほとんどだった。
図1と2はORCAで作成したお薬手帳に印字したQRコードを読み取ったものである。
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図1.QRコードで読み取った患者基本情報 | | |
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図2.QRコードで読み取った処方情報 |
これらはCSV形式のデータになっている。これらを「
JAHIS電子版お薬手帳データフォーマット仕様書Ver.2.3」のP27にある「お薬手帳イメージと出力データ例」と見比べると、細かい違いはあるものの、ほぼ同じ形式になっている。つまり、ORCAはJAHIS電子版お薬手帳データフォーマット仕様書にしたがって処方内容を出力しているようだ。したがって、標準化の問題はクリアできていると考えてよさそうだ。
参考文献
- 平成27年度厚生労働省委託事業. 電子版お薬手帳の適切な推進に向けた調査検討事業報告書. 2015.11.
- JAHIS電子版お薬手帳データフォーマット仕様書Ver.2.3. 2019.04.
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